コスタクルーズ、9万2700トンの新造船2隻を発注

  • 2006年7月13日
 コスタクルーズはこのほど、9万2700トンの新造船2隻をフィンカンティエリ造船所に発注した。1隻目は2009年春、2隻目は2010年秋の運航を予定。造船にかかるコストは一隻につき、約4億2000万ユーロだ。

 発注した2隻は姉妹船となる予定で、乗員客数はツインベースで2260名、また総数1130キャビンのうち、コスタクルーズの中でも最も高い設置率の62%(772キャビン)がバルコニー付きとなる。また新造船には、クルーズ史上最大のウェルネスセンターを配し、スパ、エステ、サウナ、スポーツジムに加え、2階建てのプールエリア、巨大ムービースクリーンなども提供する予定だ。

 今回の2隻により、同社は2015年までに600万人の乗客を見込んでいる。今月に就航を予定する新造船のコスタコンコルディアを含む計5隻をフィンカンティエリ造船所に発注しており、2010年にすべての船が完成すると、コスタクルーズは計15隻となり、3万700以上のベッド数を所有することとなる。