京都「和束(わづか)の宇治茶」を使うフェア、リーガロイヤルホテル東京で開催

  • 2006年6月10日
 リーガロイヤルホテル東京は2006年6月1日から6月30日までの1ヶ月間、新茶の季節ならではの特別メニューとして、「京都“和束(わづか)の宇治茶”メニューフェア」を開催する。

 特別メニューは、フレンチを扱う「レストランガーデン」、日本料理の「日本料理なにわ」の2つの同ホテル内レストランで展開。「レストランガーデン」では、あじの煎茶マリネやほうじ茶で煮た舞豚など、前菜からデザートまで、日本茶とフレンチが巧みに融合した料理を用意。「日本料理なにわ」では、旬の鯒(こち)に抹茶の鯒を合わせたものや、ほうじ茶で蒸した日向鶏など、繊細な技が施された懐石料理が食べられる。(写真:なにわ店舗)

 さて、このメニューフェアは、同ホテルと京都府の和束(わづか)町とがコラボレーションすることで実現したもの。京都府の南端に位置する和束町は煎茶の名産地で、京都府下で生産される煎茶のほぼ40%がここで生産されるという。メニュー全般にわたり登場する和束茶とは、なんと、古くは鎌倉時代に始まり、江戸時代には皇室領として京都御所に収めらていたという伝統と格式を誇るお茶だ。

 美味しいお茶が生まれる条件は、清清しい空気と涼しい気象、昼夜間の温度差が大きいこと。大きな川と豊かな森林に恵まれる和束町は、この条件にぴったり合致している。お茶農家によって丁寧に摘まれた葉の香りと味、形を最大限に活かすよう工夫されたこだわりの製法で作られた茶葉は、農林水産大臣賞・煎茶の部など多くの賞を受賞している。

 今回のフェアについて、和束町の町長、掘忠雄氏は、「フェアを開催できて、大変嬉しい。和束茶は私たち和束町民の誇り。このフェアで和束の名が世に知られるとともに、町の活性化に繋がることを期待している。またこのフェアが地域活性化の1モデルとなることを期待している」と語る。

 数々の賞を受賞し、世界でも高く評価される和束の茶と名門ホテルとのコラボレーションメニュー、食さないわけにはいかなそうだ。
 なお、今回の特別メニューは、リーガロイヤル東京とグループホテルのリーガロイヤル大阪、リーガロイヤル京都でも同時期に開催する。


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http://www.rihga.co.jp/wazuka/tokyo/index.html