シンガポール政観、コスタのアジア配船でフライ&クルーズを前面に
シンガポール政府観光局(STB)とコスタクルーズは8日、東京で「シンガポール・コスタクルーズ・セミナー」を開催した。これはコスタクルーズが今年12月にシンガポールで「コスタマリーナ」を使い、定点クルーズを実施することを受けたもの。STBは訪問者数の増加、コスタはアジアでのクルーズ市場の活性化を目指しており、双方が合致したことから、アジア各国でセミナーを開催する。
STB東京オフィス所長の柴田亮平氏は、「フライ&クルーズを柱としたシンガポール、およびアジア全体へのクルーズの関心を高めたい」と述べ、そのために「クルーズを移動手段ではなく、クルーズそのものの楽しさを知ってもらうことが必要。時間を擁すかもしれないがフライ&クルーズの拠点としてプロモーションを進めていきたい」と意気込みを語った。
セミナーでは、シンガポールのクルーズの動向を紹介。シンガポール政府が積極的にクルーズ誘致を進めており、このところ各船社がシンガポールへの配船、寄港数を増やしている。また、SARSやテロ以降落ち込んだ需要も回復しており、2005年のクルーズ訪問者数は62万3740人で、日本人は1万1170人であった。現在、セントーサ島対岸のクルーズセンターに加え、マリーナ地区に新たなクルーズターミナル建設を予定しており、ハード面の強化で中長期的にクルーズ寄港地としての魅力が向上する計画だ。
コスタクルーズ日本総代理店(GSA)を務めるオーバーシーズトラベル(OTA)クルーズ販売部の榎本律子氏は、「コスタクルーズはカーニバル・コーポレーションの中でも利益率が高く、今年からのアジアの配船でさらに羽ばたこうとしている」と語り、アジアのマーケットリサーチを本格的に実施しているが、香港、上海にオフィス設置したことも引き合いにコスタクルーズのアジア市場への積極的な姿勢を紹介した。
アジアに配船する「コスタマリーナ」では、シンガポールを拠点として12月22日から2007年2月11日まで、11泊から15泊の5コースを設定。寄港地、航行エリアは、ヨーロッパで人気の高いエリアをはじめ、日本でも人気のデスティネーションを巡る設定でFIT層をターゲットとしている。11泊のクルーズではプーケットやペナン、クアラルンプールをはじめ、バンコク、マラッカ海峡を巡るほか、14泊のクルーズではシンガポールからホーチミン、香港、ダナン、コタキナバルなどを巡るコースがある。また、ジャカルタやバリを巡り、コモドドラゴンが生息するインドネシアのコモド島に寄港するコースも設定している。
なお、コスタマリーナは総トン数が2万5558トン、全長174.2メートル。キャビン382室、乗務員数389名、乗客数760名だ。
STB東京オフィス所長の柴田亮平氏は、「フライ&クルーズを柱としたシンガポール、およびアジア全体へのクルーズの関心を高めたい」と述べ、そのために「クルーズを移動手段ではなく、クルーズそのものの楽しさを知ってもらうことが必要。時間を擁すかもしれないがフライ&クルーズの拠点としてプロモーションを進めていきたい」と意気込みを語った。
セミナーでは、シンガポールのクルーズの動向を紹介。シンガポール政府が積極的にクルーズ誘致を進めており、このところ各船社がシンガポールへの配船、寄港数を増やしている。また、SARSやテロ以降落ち込んだ需要も回復しており、2005年のクルーズ訪問者数は62万3740人で、日本人は1万1170人であった。現在、セントーサ島対岸のクルーズセンターに加え、マリーナ地区に新たなクルーズターミナル建設を予定しており、ハード面の強化で中長期的にクルーズ寄港地としての魅力が向上する計画だ。
コスタクルーズ日本総代理店(GSA)を務めるオーバーシーズトラベル(OTA)クルーズ販売部の榎本律子氏は、「コスタクルーズはカーニバル・コーポレーションの中でも利益率が高く、今年からのアジアの配船でさらに羽ばたこうとしている」と語り、アジアのマーケットリサーチを本格的に実施しているが、香港、上海にオフィス設置したことも引き合いにコスタクルーズのアジア市場への積極的な姿勢を紹介した。
アジアに配船する「コスタマリーナ」では、シンガポールを拠点として12月22日から2007年2月11日まで、11泊から15泊の5コースを設定。寄港地、航行エリアは、ヨーロッパで人気の高いエリアをはじめ、日本でも人気のデスティネーションを巡る設定でFIT層をターゲットとしている。11泊のクルーズではプーケットやペナン、クアラルンプールをはじめ、バンコク、マラッカ海峡を巡るほか、14泊のクルーズではシンガポールからホーチミン、香港、ダナン、コタキナバルなどを巡るコースがある。また、ジャカルタやバリを巡り、コモドドラゴンが生息するインドネシアのコモド島に寄港するコースも設定している。
なお、コスタマリーナは総トン数が2万5558トン、全長174.2メートル。キャビン382室、乗務員数389名、乗客数760名だ。