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ヒルトン・グアム、タシクラブで高級志向に対応、日本人向けサービスを強化

  • 2006年6月5日
 ヒルトン・グアム・リゾート&スパは4月1日、“ホテル・イン・ホテル”として、「タシクラブ」をオープンした。大型ハリケーンの影響で閉鎖していた「マガハガ・スパウィング」をリノベーションしたもので、客室数は全部で95室。そのうち7部屋は60平方メートルあるジュニアスイート、2部屋は97平方メートルあるロマンティックスイートだ。客室は全てベランダが付いており、グランドフロア部分と1階部分はオーシャンビュー、2階から4階はオーシャンフロントというデラックスなデザインになっている。

 館内は吹き抜けで、ガラス張りの天井からは日差しが注ぎ、自然光の明るい雰囲気を演出。ハード面に加え、ラウンジでのビュッフェ形式の朝食や毎晩のカクテルレセプションのほか、専用デスクでのチェックインやホテル内のスパやダイニング利用を割引くといった特典もあり、タシクラブ・マネージャー川端教子氏は「サービスを考えれば、タシクラブの方が割安ともいえる」と、タシクラブの快適性をアピール。「旅館のようなおもてなしをするサービスを目指す」と、ソフト面でもグアムでの1ランク上の滞在を提供する。

 さらに、日本人をターゲットにサービスを工夫しており、同ホテル全体で働く13人の日本人スタッフのうち、5人をタシクラブに配置するほか、24時間体制の日本語コンシェルジュサービスを用意。さらに、客室のベッドは日本人の好みに合わせて本館の客室よりも硬めのものを使用している。オープン間もないため、客層の詳細な分析はされていないが、利用客の9割が日本人で、特にウエディング・カップルやシニア層の利用者が多いという。