トンサイ・ベイ、7000万バーツの改装で魅力拡充

  • 2006年5月30日
 タイのサムイ島にある全室スイート、オーシャンビューの客室を提供する高級リゾート「ザ・トンサイ・ベイ」ジェネラル・マネージャーのタナコン・フーントラクル氏が来日、定評あるソフト面に加え、昨年の改装で一層魅了の増した施設を紹介した。フーントラクル氏は、「日本人は第2のシェアを誇る重要なマーケット」であることを強調。第1位で40%のシェアをもつ英国に続き、20%のシェアの日本マーケットに向け今後も、メイン層のカップル、20代から30代の女性を中心にリゾートの魅力を打ち出す。


 ザ・トンサイ・ベイは昨年、7000万バーツ(約2億円)を投資しトンサイ・グランド・ビラ、ロビー、施設内の道路に加え、バー「フロイド・ビーチ・ビストロ&バー」の一部をリノベーションした。これまでのリゾートの魅力を活かしつつ、宿泊客の要望やタイの文化を取り入れることでトンサイ独自の雰囲気を打ち出すデザインとした。例えばトンサイ・グランド・ビラでは、カップルの宿泊客をより意識し大理石のゆったりとしたバスタブを設置。そのほか、これまでの室内の調度品を新装した。ザ・トンサイ・ベイは2001年、2003年にも一部期間で改装工事を実施。プールの新設、コテージの客室の改装など、2005年の改装を含めほぼ全施設でリノベーションを行い、約10万2000平方メートルの敷地内の客室、ホテル施設など受入体制を増強した。


 また、ザ・トンサイ・ベイはこれまでもサムイ島の地形、植物を活かした自然溢れるロケーションを求めてリピーターの宿泊客が訪れており、今後もアピール。さらに、スタッフのほとんどがタイ人でタイのホスピタリティを感じられるほか、日本人スタッフも1名駐在することから、日本人宿泊客からの満足度も高い実状を紹介することで、日本人の誘致を図る。