セントレジス・ボラボラ、6月開業前に日本からの予約出足も良く、シェア30%と高い期待

  • 2006年5月29日
 スターウッド・ホテルズ傘下のセントレジスは6月20日、セントレジス・リゾート・ボラボラを開業する。セントレジス・ブランドとしてボラボラは11軒目。このほど、セントレジス・リゾート・ボラボラのセールス&マーケティングディレクターのベンジャミン・シンクライアー氏とスターウッド・ホテルズ&リゾーツ(フレンチポリネシア)のセールス&マーケティングディレクターの松本三保氏が来日、同ホテルの魅力と今後の取り組みなどを説明した。

 シンクライアー氏、松本氏によると、セントレジス・ボラボラのターゲット層は年収2000万円から3000万円程の高所得者。日本からの予約は既に入っており出足も良い。目標の日本人シェアは、「30%ほどを期待」と高い期待を寄せている。
 また、スターウッド傘下ではボラボラにラグジュアリーコレクション・ボラボラ・ヌイ・リゾート&スパを展開。この2つの違いは、セントレジスが「デスティネーションよりブランドコンセプトを意識したお客様に受け入れられるホテル」で、ラグジュアリーコレクションが「ボラボラというデスティネーションに合わせて作られており、実際、ボラボラに興味のあるお客様に人気がある」という。セントレジスは、ホテルそのものがデスティネーションとなりそうだ。

 セントレジス・リゾート・ボラボラの敷地面積は44エーカーとフレンチポリネシア領では最も大きい。客室は水上ヴィラとビーチヴィラで全7タイプ、92棟を用意している。各客室には「セントレジス・バトラー・サービス」と呼ぶ各客室専属の執事が付き、空港の送迎からアクティビティーの予約など、専属の執事が全ての対応を行う。日本人バトラーも既に2名採用している。
 また、フレンチポリネシア領内のホテルの中では初めての試みとして、子供を安全に預ける「キッズクラブ」を用意。保育士などの資格を持つスタッフはいないが、子供用のプレイルームや食事をそろえ、客室専属のバトラーが子供の対応をする。