メリタス、日本市場シェア、3年後目標は20%のシェアまで高める

  • 2006年5月25日
 メリタス・ホテルズ&リゾーツは日本市場のシェア増加について積極的に展開する意向で、ブランド向上の取組みと共に重要課題として取り組む方針だ。現在、来日中の営業担当副社長の谷中秀樹氏が明らかにした。日本市場のシェアは現在12%ほどだが、これを3年以内に20%にまで高めることが具体的な目標。

 このため、既にメリタス傘下のプロパティに対してセールス、および現場のゲストサービスなどで日本人スタッフの配置を指示。今後、各プロパティでこうした人材の登用により、日本人向けのサービス向上を図る。また、谷中氏が本社組織内で日本人市場への対応強化を図ることから、各プロパティからの意見に対して敏速に対応、日本人好みのサービスについても積極的に対応する。これにより、経営と現場が一体となり、日本市場での存在感を強める考え。

 また、メリタスは現在、ブランドイメージの一新を図り、改めて「アジア」を中心としたホテル展開に注力、3年で35軒、5年で50軒にまで増やしたい考え。このため、既に着手している各プロパティのリニューアルのほか、新規ホテルでは今年2軒の開業を予定しているほか、アジア各地でのホテル展開を進めるほか、ホテルの買収も視野に取組みを進める。また、営業面でも世界11都市で営業拠点を開設し、統一したブランドで訴求を進める。

 なお、メリタス・ホテルズ&リゾーツは5月25日付けで日本総代理店にアール・プロジェクト・インコーポレイテッドを指名する。アール・プロジェクトは営業、マーケティング活動を展開、旅行会社をはじめとした各種のプロモーションにも積極的に活動する計画だ。

(写真:上 営業担当副社長の谷中秀行氏、下 上級副社長のフランク・フォスター氏)