帝国ホテルの平成18年3月期決算（平成17年4月1日〜平成18年3月31日）は、売上高が3.9％増の553億9500万円、営業利益が35.0％増の38億7700万円、経常利益が29.6％増の41億3600万円、当期純利益が0.1％増の18億5900万円となった。
　ホテル事業は改装が終了した客室やレストランの高単価商品の販売増加、愛知万博関連の海外からの個人、グループの宿泊客受注、帝国ホテル本社と大阪の周年記念婚礼プランが売上の増加に寄与。売上高は前年比4.5％増の495億4000万円、営業利益が前年比90.8％増の22億1500万円となった。個別の売上は、本社が5.5％増の361億2400万円、大阪が1.8％増の108億7700万円、その他が2.2％増の25億3800万円。

　平成19年3月期の連結業績予想は通常売上高が547億円、経常利益が42億円、当期純利益が25億円を見込む。次期は本社本館の10階、11階客室、および本館1階レストラン「ユリーカ」の改修、本館2階大宴会場附帯設備の更新を進める。さらに、帝国ホテル大阪では客室、宴会場の改修、設備投資を積極的に推進。人材育成などのソフト面への投資も行い、競争力、商品力の向上を目指す。