MOPAS、初のふじ丸チャーター、カジュアルクルーズを2本催行

  • 2006年2月6日
 商船三井客船株式会社(MOPAS)は、日本チャータークルーズが運航する「ふじ丸」での国内レジャークルーズを販売した。「ふじ丸」は現在、日本チャータークルーズ(NCC)が運航しており、MOPASがNCCにふじ丸を移管した2002年春以降、初めてのチャーターとなる。

 ふじ丸をチャーターしたのは、「にっぽん丸」による「感動航海」や「プラチナ・エンターテイメント・クルーズ」など高品質でテーマ性の高いクルーズではなく、比較的安い価格でカジュアルに楽しんでもらえるクルーズを企画し、クルーズ人口の底辺拡大と今後の発展を目指そうとしたもの。今後、クルーズに乗る可能性の高い、50歳前後の現役世代にも気軽にクルーズを試してもらい、次のクルーズへ繋げるのが狙いだ。そのため、今回は2本とも金曜日出発に設定し、2日程度の休暇でも参加できるような日程を心がけた。

 販売するのは3月3日から3月7日の「尾道・鳥羽・瀬戸内海カジュアルクルーズ」(横浜発着:9万8000円〜)と、3月10日から3月12日の「春の八丈島伊豆諸島クルーズ」(大洗発着:5万6000円〜)の2本。地元を中心に既に、予約が増えており、特に「春の八丈島伊豆諸島クルーズ」は、茨城など北関東からの申し込みが多いという。