日加官民観光定期協議、07年を「日加観光交流年」で検討

  • 2006年1月27日
 このほど第10回日加官民観光定期協議が開催され、地域間交流や青少年交流の活性化、プロモーションなどで意見交換、2007年を「日加観光交流年」とすることを早急に検討する。07年は横浜/バンクーバー間の初の定期航路が開設されてから120年という節目の都市となることから、共通のキャッチフレーズやロゴ、共催イベントの実施による相互交流の機運を高め、訪問者の増加につなげる。

 具体的には、日本アウトバウンドではカナダ国内の航空便の座席が取りにくいという指摘が過去の協議で繰り返し指摘されていることを受け、これを容易にすること、料金設定を多様化すること、PRなど幅広い取組みを関係者に促す。また、カナダの新規航空会社、日系航空会社の提携支援、アメリカ経由の旅行商品開発、さらに日系航空会社によるカナダのゲートウエイ都市以外へのチャーター便の増加を支援する。
 また、日本インバウンドは成田、関西、中部の3空港での乗継の円滑化、新幹線を利用した鉄道網を活用する利便性、低廉性についてPRを強化する。このため、特に中部圏の知名度向上につながるFAMを通じ、商品造成を促していく。