MOPAS、南洋の楽園クルーズを設定、フライ&クルーズ商品など新設

  • 2006年1月19日
 商船三井客船(MOPAS)はこのほど、2007年5月8日から6月15日まで、にっぽん丸を利用する「南洋の楽園クルーズ」の運航を決定した。これは、海洋文化をたどり、南の楽園のポンペイ、フィジー、トンガ、アメリカンサモア、タヒチ、ハワイを巡るクルーズ。船だからこそ行きやすい島々に寄港し、タヒチのパペーテでは2泊するなど安心でゆとりあるクルーズとした。料金はステートCで98万円から設定。2月1日から予約受付を開始する。
 代表取締役社長の日野乾太郎氏は、この新商品について「アクティブシニアや熟年女性などをターゲットに販売を展開したい」と新商品に掛ける熱意を表した。

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 また、MOPASは旅行会社向けに、「2006年度7月から10月商品説明会」を実施、海外クルーズ3本、国内クルーズ13本を設定した。今回の特徴は人気クルーズの内容を拡充し、ショートクルーズを増加したこと。例えば、長江を上る人気クルーズ「上海・長江クルーズ」は昨年、長江を夜間上ったが、大河の眺望を堪能できるように今年は運航時間を日中に変更するなど、工夫を加えた。また、土曜、日曜のクルーズが堅調なほか、夏休みのファミリー需要、クルーズ初心者の需要喚起を目指し、今年はショートクルーズを多く設定した。
 さらに、「北海道の魅力をめぐる船旅」を新設。これは、MOPAS初の試みとなるフライ&クルーズの商品だ。スケジュールは9月1日から10日まで、小樽、利尻、網走、礼文、小樽を2度巡るもの。平日2泊3日コース、週末2泊3日コース、4泊5日コースをそれぞれ2コースを設定。MOPASは北海道に加え、全国を商圏に捉え、フライ&クルーズを打ち出す。また、旅行会社と集客の面でタイアップし、商品造成を訴求する。

 各クルーズの予約開始時期は、「南洋の楽園クルーズ」が2月1日、「北海道の魅力をめぐる船旅」が2月末を予定する。なお、2006年度7月から10月の商品は既に、予約受付を開始している。