スターウッド、ウェスティンの北米・カリブ海エリア全77軒で完全禁煙化

  • 2005年12月7日
 スターウッド・ホテル&リゾート・ワールドワイドは来年1月から、ウェスティン・ホテル&リゾート・ブランドの取り組みとして禁煙ポリシーを導入、北米、カリブ海エリアにある全77軒のウェスティンで、客室とパブリックスペースを完全禁煙化する。これは、ホテルチェーンで初の試み。

 スターウッドは先月9日、10日の2日間、ラッセル・リサーチ社を通してアンケート調査を実施、北米に住む大人1054名の回答を得た。これによると、92%が禁煙ルームの滞在を希望し、ホテル内で喫煙しないと回答。また、86%が禁煙ルームの設置により健康的な環境作りに貢献すると答えたほか、80%がレストランや客室内、公共スペースの禁煙化を望んでいることが分かった。さらに、テスト的に8軒のホテルで完全禁煙化を実施し、好評を得たことから、今回の完全禁煙化が決定した。

 スターウッドは来年1月から完全禁煙化する全77軒、2400の客室において、客室のリノベーションを実施。ベッドアイテムの交換をはじめ、壁や絨毯、エアコンなどの清掃を徹底的に行うなど、作業を進める状況だ。なお、喫煙する宿泊客向けには、屋外の喫煙指定エリアを設置する。