観光活性化フォーラム
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郵船クルーズとクリスタル、米市場が好調で集客進む、日本郵船決算

  • 2005年11月16日
 日本郵船はこのほど、平成17年9月中間期(平成17年4月1日〜9月30日)決算を発表したが、このうち郵船クルーズ、クリスタルクルーズなどの客船事業については売上高が前年比59.3%増の234億3500万円、営業利益は26億6400万円(前年:35億4000万円の赤字)、経常利益は23億7100万円(同:40億7900万円)となった。クリスタル・ハーモニー、クリスタル・シンフォニー、クリスタル・セレニティと3船で展開するアメリカ市場の需要が堅調に推移し、客船事業の売上増に大きく貢献。今後の予約動向も堅調に推移しているという。さらに、飛鳥についても来年2月26日から「飛鳥II」に引き継がれることから、集客が好調に進んでいるようだ。なお、客船部門の通期(平成17年4月1日〜平成18年3月31日)予想は期初の376億円から472億円へと上方修正、経常利益は0円で据え置く。

 日本郵船の中間期決算は売上高は17%増、営業利益、経常利益、中間期純利益と全ての段階損益で過去最高を記録する好決算。客船事業を含む非海運事業となる物流、ターミナル関連事業、不動産など大きく好転している。