近ツー、ソウルの東和免税店とギフトカード「B'way」取扱いで合意
近畿日本ツーリストは来年1月1日から、近ツー発行のギフトカード「ブロードウエイ(B'way)」を韓国・ソウルにあるロッテ観光子会社の東和免税店での取扱い開始にあたり、調印式を開催した。ブロードウエイが海外で使用できるケースはこれが初めて。東和免税店が日本の旅行会社とギフトカード取扱いの契約を結ぶ事例はこれが2社目となる。近ツー代表取締役専務の田中茂穂氏は、「ブロードウエイの国際的価値が高められる。将来は例えばパリやハワイにおいても使えるようになれば、会社のバリュー向上に繋がる」と今後、さらに海外で利用可能な店舗を増やしていく姿勢だ。 近年はトラベラーズチェックやギフトカードを使用する旅行者が減少するが、近ツーのブロードウエイの2004年売上高は63億円で、「増加する傾向」(国際旅行部課長・笹田稔氏)にあるという。今後の展開については、「社員旅行で社員に対しプレゼントするのも一つ」と提案。ブロードウエイはDCカードと提携し、日本国内のデパート、スーパー、ホテル、レストラン、専門店など、45万店の加盟店で利用可能であり、国内外で利用できるポイントを全面に打ち出す方針だ。 近ツーは東和免税店での取扱い開始を受け、改めて全支店、社員に向けてブロードウエイ商品の周知徹底を図る。東和免税店では、ブロードウエイ利用可と表記する看板を設置し、利用者への周知に加え、スタッフにも社員教育を実施したという。なお、東和免税店では商品を日本円でも表示し、ブロードウエイの円表示のまま、使用ができる。