観光活性化フォーラム
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ラディソン、セブンシーズ・マリナー東京寄港、クルーズ商品造成促す

  • 2005年9月23日
 ラディソン・セブンシーズ・クルーズの「セブンシーズ・マリナー」が9月27日、東京港に入港し、日本旅行業協会(JATA)海外旅行委員会の下部組織であるクルーズ旅行推進部会関係者を対象に船内見学会を開催した。セブンシーズ・マリナーはカナダのバンクーバーを出発し、アラスカ、ロシア、日本、中国、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドを巡りロサンゼルスへ戻る94日間のグランドパシフィッククルーズで寄港したもの。ラディソンの日本GSAを務めるクルーズバケーション代表取締役の木島榮子氏は、「今回の見学会を参考にして、今後のクルーズ振興に役立てて頂きたい」と語り、クルーズ部会に参画する各社に商品造成を促すと共に、船内の設備やサービスについて説明した。
 セブンシーズ・マリナーの総トン数は5万トン、全長216メートル、全幅28.3メートルと中型のラグジュアリー高級船。乗客定員は700名、乗組員数は445名と、乗客1.5人に対してクルーが1人付く比率で、質の高いサービスを提供している。また、全室オーシャンビューでバルコニーを設置する。
 今回のクルーズは、バンクーバーから東京までの第1、第2区間は約450名が利用し、東京から香港への第3区間、15日間のクルーズは600名が乗船。乗客の約90%はアメリカ人で占めている。年齢層としてシニア層が多いほか、バケーションにあたる季節は3世代、あるいはシニアと孫の乗客も見受けられるという。日本市場でセブンシーズ・マリナーをはじめとするラディソンの販売については、ビジネスクラスを利用し、後泊のホテルも5ッ星級を利用するといったラグジャリーな旅行を提案していく。