JL、トリノ、北京パラリンピック日本選手団に輸送面で支援へ

  • 2005年8月1日
 日本航空(JL)はこのほど、(財)日本障害者スポーツ協会、日本パラリンピック委員会と協賛プログラムのスポンサー契約を締結した。これにより、2006年冬季トリノパラリンピック競技大会、および2008年北京パラリンピック競技大会に出場する日本選手団をオフィシャルパートナーとして支援する。
 支援の具体的な内容は、パラリンピックに出場する選手の輸送において、日常生活に使う車椅子と競技用を出場選手分について大量に運ぶ貨物輸送の手配が主だ。また、日本の空港内では空港会社と協力して、出国手続きからゲートまでの距離をなるべく短くするほか、機内で選手に対するサービス、サポートの強化を図るため、客室乗務員を増員する。さらに、経由が生じる場合には、輸送リストの作成や、接続航空会社と協力することで、確実に選手の荷物を最終目的地まで届ける体制作りなども行う予定だ。
 JALセールス代表取締役社長の宍戸幹尋氏は今回のスポンサー契約の締結に関し、「今後、中長期的に障害者スポーツに関わりを持つべきとする会社の方針の一環。これを機に障害者スポーツの発展に貢献できれば」と語った。