観光活性化フォーラム
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カリフォルニア、UCLAで日系人の強制収容所の歴史をコンサート開催

  • 2005年4月14日
 アメリカ・カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校で6月2日、コンサート「マンザナール:アメリカン・ストーリー」が開催される。作曲は日系人作曲家のナオミ・セキヤ氏など、指揮は日系人芸術監督のケント・ナガノ氏が担当。コンサートの内容は、第2次大戦中の日系人強制収容所の歴史について、オーケストラ、朗読、コーラスなどで表現する。脚本、監督はフィリップ・カン・ゴタンダ氏するほか、アメリカン・ユース・シンフォニー、サンタ・モニカ・カレッジ合唱団、マンザナール青年合唱団が演奏する予定だ。コンサートは3部構成で、第1部がベートーベンの「フィデリオ」第2幕、「レオノーレ」序曲第3番などの「抑圧と解放」をテーマとする象徴的な曲を演奏。第2部はマンザナール強制収容所をテーマとしている。コンサートでは過去の辛い歴史を振り返るだけではなく、最後には若い世代に向けて、人間の尊厳と自由が約束される未来へと繋がるよう、メッセージを込めた合唱で締めくくる。