カーニバル、キュナードのアジア展開でプリンセス・クルーズの販路活用へ
クルーズ業界の最大手であるカーニバルコーポレーションは、傘下ブランドのP&Oプリンセス、キュナード・ラインの再編を進めている。このほど来日したプリンセス・クルーズのインターナショナル・セールス&マーケティング部長のトレイ・ヒッキー氏は現在進める再構成について語った。なお、同氏はキュナード・ラインの東南アジア地区担当営業部長も兼務する。
ヒッキー氏によると、プリンセス・クルーズの2004年は「非常に好調」という。これはダイヤモンド・プリンセス、サファイヤ・プリンセスの投入により供給量が45%増、アジア限定の旅客については130%増という実績を受けた発言。SARS等のリバウンド要素も含まれるが、「日本市場はこの半年で、過去3年間の集客数と並ぶ」(ヒッキー氏)ほど好調だ。2005年についても、引き続き日本市場でのプリンセス・クルーズの人気は続くと見ており、トレイ氏は大きな期待を寄せている。
こうした中で、カーニバルコーポレーションはプリンセス・クルーズ、P&O、キュナードの3つの船会社、ブランドを効果的に展開するため、P&Oとプリンセス・クルーズの統合を実施。さらに、キュナードの客船のオペレーションを統合したほか、キュナード本社をマイアミからカルフォルニア・サンタクラリータに移転する決定を下している。この動きはキュナード社の効率化を進める一環だが、セールス、およびマーケティングについても再編を図っており、日本市場でのキュナードの販売代理店を変更する。特にカーニバル傘下のブランドでは、プリンセスがアジアでの販売が強いことから、プリンセスの持つ販路を利用し、キュナードのクィーン・エリザベス2世号、クィーン・メアリ2世号の展開を図る方針だ。
ヒッキー氏によると、プリンセス・クルーズの2004年は「非常に好調」という。これはダイヤモンド・プリンセス、サファイヤ・プリンセスの投入により供給量が45%増、アジア限定の旅客については130%増という実績を受けた発言。SARS等のリバウンド要素も含まれるが、「日本市場はこの半年で、過去3年間の集客数と並ぶ」(ヒッキー氏)ほど好調だ。2005年についても、引き続き日本市場でのプリンセス・クルーズの人気は続くと見ており、トレイ氏は大きな期待を寄せている。
こうした中で、カーニバルコーポレーションはプリンセス・クルーズ、P&O、キュナードの3つの船会社、ブランドを効果的に展開するため、P&Oとプリンセス・クルーズの統合を実施。さらに、キュナードの客船のオペレーションを統合したほか、キュナード本社をマイアミからカルフォルニア・サンタクラリータに移転する決定を下している。この動きはキュナード社の効率化を進める一環だが、セールス、およびマーケティングについても再編を図っており、日本市場でのキュナードの販売代理店を変更する。特にカーニバル傘下のブランドでは、プリンセスがアジアでの販売が強いことから、プリンセスの持つ販路を利用し、キュナードのクィーン・エリザベス2世号、クィーン・メアリ2世号の展開を図る方針だ。