日本旅行業協会（JATA）はXLMコンソーシアムと共同開発した各種旅行商品取引の標準規格「TravelXML1.1.1」を勧告として公開した。これは、昨年11月の勧告案「TravelXML1.1」にパブリックレビューで得た意見を反映させたもの。
　「TravelXML」は標準化の第1フェーズとして、（1）「海外ホテル／ツアーオペレータへの手配データ提供仕様」、（2）「国内旅館・ホテルとの在庫照会・予約とに付随する手配データ提供仕様」、（3）「パッケージツアーの在庫照会、予約と付随する通知類仕様」の商取引について作業を進め、昨年11月に（1）と（2）に関する内容を1.0勧告として公開、1.0勧告に（3）を加えたものを1.1勧告案としてパブリックレビューを行っていた。なお、この「TravelXML1.1.1」の勧告は先日公表した国内旅行の提言にも盛り込まれている。
　なお、同規格への対応製品とサービス提供を表明するITベンダーが16社に増加した。対応宣言をしているベンダーは以下の通り。

▽対応宣言をしたITベンダー16社（2月16日現在）
インフォテリア／ウィ・キャン／エヌエスアンドアイ・システムサービス／エルザ／沖電気工業／セル・インフォーテック／ＴＩＳ／東芝／日本電気／日本電気エンジニアリング／日本ユニシス／日立システムアンドサービス／日立製作所／富士通／富士通九州システムエンジニアリング／マップジャパン