2004年の日本人出国者数は1700万人? JTBF旅行動向シンポ
財団法人日本交通公社(JTBF)は12月24日、海外旅行動向シンポジウムを開催、この中で、来年の海外旅行者数は2003年比26.5%増の1700万人の見通しを示した。JTBF研究調査部市場分析グループの寺崎竜雄氏は2003年の出国者数について、「1994年のレベルになり、実数では昨年から300万人減となる1344万人に落ち着く」とした上で、市場別の回復基調についても言及した。特に韓国は「SARS非感染国であったが、エステや食を中心に若者に人気を集めた韓国ブームの終焉が見られる」とし、4月-6月期は前年比40.3%減から7月-9月期に29.8%減と回復の鈍さを解説。7月-9月期に28.1%減となった中国は「豊富な観光資源や上海を中心とするの都市観光、ビジネス需要と今後も堅調に推移する」と語り、4月-6月期に前年比67.3%減からの回復の度合いを強調した。
2004年の見込みは経済成長率1.8%増、円ドルレートで115円の場合、1790万人の推計値になるものの、「欧州、オセアニアの順調な需要と、ハワイ、グアムなどの家族旅行が底打ちして安定した需要が見込めるものの、消費者の心理などを考慮すれば1700万人程度」と推計した。ただし、「2003年比で26.5%増の大幅増となるが、肌感覚では4%増程度に留まるだろう」と付け加えた。
なお、国内旅行は旅行者数で2.0%増、旅行単価は微減となる1.0%減、消費額は1.0%増、訪日旅行はVJCの効果が出始める時期との想定から03年比5.8%増の550万人と予想する。
2004年の見込みは経済成長率1.8%増、円ドルレートで115円の場合、1790万人の推計値になるものの、「欧州、オセアニアの順調な需要と、ハワイ、グアムなどの家族旅行が底打ちして安定した需要が見込めるものの、消費者の心理などを考慮すれば1700万人程度」と推計した。ただし、「2003年比で26.5%増の大幅増となるが、肌感覚では4%増程度に留まるだろう」と付け加えた。
なお、国内旅行は旅行者数で2.0%増、旅行単価は微減となる1.0%減、消費額は1.0%増、訪日旅行はVJCの効果が出始める時期との想定から03年比5.8%増の550万人と予想する。