観光活性化フォーラム
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NCL、来年からハワイで3泊4日クルーズを展開、日本市場の需要を期待

  • 2003年11月14日
 ノルウェージャン・クルーズライン(NCL)エグゼクティブ・バイス・プレジデントのアンディ・スチュワート氏が来日、2004年からハワイで展開するクルーズについて語った。NCLは2004年7月、2004年10月にそれぞれプライド・オブ・アメリカ号(乗客定員2168人)、プライド・オブ・アロハ号(乗客定員1986人)の就航を予定する。特に、プライド・オブ・アロハ号は3泊4日、4泊5日のクルーズの展開を予定していることから、「日本市場においてハワイへの新たな旅行商品としてアピールしたい」(スチュワート氏)と語り、プライド・オブ・アロハ号の日本からの乗船者は全体の20%程度、約4万人と予想する。
 NCLは船内にいくつかのレストランを設け、お客の好みに合わせて選択できるようにし、値ごろ感のある商品を展開する。スチュワート氏は「クルーズが初めての方でも十分に楽しめるよう短い行程としており、フライ&クルーズ商品としての販売となっても日本市場のハワイ旅行で主流となっている比較的短い旅程にも合う商品」とし、今後の市場への浸透に期待感を表明。日本語でのメニューや和食、日本語を話すことの出来る乗員を確保し、日本人乗客の対応も自信を覗かせた。
 なお、プライド・オブ・アロハ号を利用する旅行商品は12月1日を予定している。航空運賃、空港から港までのトランスファーを含む3泊クルーズでは10万円前後から、4泊クルーズで10万円後半からのパッケージ商品として発売が想定される。