NAA、SARSによる成田空港への影響を調査、第一四半期の収入が大幅減
新東京国際空港公団(NAA)は先ごろ、SARSによる同空港への影響を取りまとめた。これによると国際線定期旅客便の1日当たりの運航回数は4月が予定数の90%、5月が78%、6月が77%(18日までが実績、19日から30日は見込み)、7月が87%(6月24日までの届出)に落ち込んでいる。1日当たりの出国旅客数は4月1日から16日までが2万2642人と前年比で26%減、4月17日から30日が2万1546人と36%減、5月が1万7824人と43%減、6月1日から21日までが2万1382人と36%減になっている。その結果、国際線着陸料や旅客サービス施設使用料、出発手荷物施設使用料、給油施設使用料、構内営業料、時間貸駐車場、特別待合室の収入も減少し、4月から6月までの第1四半期のこれらによる収入は予定を74億9400万円下回る239億2700万円になる見込みになるという。