ベトナム、日本市場に100万米ドルを投入するプロモーションを検討

  • 2003年5月10日
 ベトナム航空(VN)のチン・ホン・クアン日本地区支配人はトラベルビジョンとの単独インタビューに応じ、SARSによる旅行需要の落ち込みをカバーするため「日本市場の需要回復のため100万米ドルを振り向ける考えで現在、VN、政府、観光関連企業が具体的な対策について検討を進めている」ことを明らかにした。また、「日本が最重要マーケット」であることから6月に研修ツアーを実施するほか、ベトナムと日本の国交正常化30周年の年にあわせ7月から9月にかけて大阪、福岡、東京で大規模なイベントを予定している。これらのイベントの開催がベトナム旅行のムードを盛り上げるプラス材料にもなると、VNは期待する。
 さらに旅行会社とタイアップし、6月中旬から7月の期間限定で「リメンバー・ベトナム(仮称)」キャンペーンも実施する計画。割安なベトナム・ツアーが旅行会社の店頭をにぎわせることで、旅行者がベトナムへの注目度を高めることを狙う。