「これからシニア」の旅行動向、こだわりが増加、目的は多様に
日本旅行業協会(JATA)は旅行会社の商品企画担当者118名(海外64名、国内54名)を対象に、団塊の世代を中心とする50代「これからシニア」が従来とは異なる新たな旅行スタイルに移行するとの予測に対するアンケートおよびインタビュー調査を行なった。それによると、旅行に慣れた同世代は旅行の目的、旅行の同行者にあわせて旅行内容、旅行商品を巧みに使い分けるようだ。
例えば海外旅行の目的と形態では、「名所・旧跡などの周遊旅行」、「都市でショッピングやグルメを楽しむ」旅行が人気があると回答したのは20%台だが、「自然景観・奇観・自然現象を見る」が83.7%、「歴史・文化を訪ねる」が74.4%、グリーンツーリズムやエコツーリズムが60.5%と目的性の強い旅行内容が高回答を得ている。さらに、「割安ツアーを上手に利用する旅行」が51.2%、費用にこだわらない「目的がはっきりしたSIT旅行」が43%と相反する要素がそれぞれ半数近い回答を得ている。
このことからJATAでは「これからシニア」を読むポイントとして、?これまで以上に活発に旅行をするようになり、旅行会社の有望な顧客層になる、?旅行のスタイルや費用のかけ方、旅行商品のタイプは、旅行の目的によって変わる、?旅行慣れしているので、目的に合わせて旅行の同行者・手段・商品を巧みに使い分ける、?こだわり型の旅行には費用を惜しまないが、通常の旅行では割安感のある旅行を選ぶ傾向がある、?これまでのシニアとはさまざまな点で変わるので、ツアーの企画内容も変えるが、あえて、「シニア向け」とは呼ばない、といった5つを提示している。
例えば海外旅行の目的と形態では、「名所・旧跡などの周遊旅行」、「都市でショッピングやグルメを楽しむ」旅行が人気があると回答したのは20%台だが、「自然景観・奇観・自然現象を見る」が83.7%、「歴史・文化を訪ねる」が74.4%、グリーンツーリズムやエコツーリズムが60.5%と目的性の強い旅行内容が高回答を得ている。さらに、「割安ツアーを上手に利用する旅行」が51.2%、費用にこだわらない「目的がはっきりしたSIT旅行」が43%と相反する要素がそれぞれ半数近い回答を得ている。
このことからJATAでは「これからシニア」を読むポイントとして、?これまで以上に活発に旅行をするようになり、旅行会社の有望な顧客層になる、?旅行のスタイルや費用のかけ方、旅行商品のタイプは、旅行の目的によって変わる、?旅行慣れしているので、目的に合わせて旅行の同行者・手段・商品を巧みに使い分ける、?こだわり型の旅行には費用を惜しまないが、通常の旅行では割安感のある旅行を選ぶ傾向がある、?これまでのシニアとはさまざまな点で変わるので、ツアーの企画内容も変えるが、あえて、「シニア向け」とは呼ばない、といった5つを提示している。