ドイツ、ロマンチック・ラインが世界遺産に登録

  • 2002年6月29日
 ドイツのビンゲン、リューデスハイムとコブレンツ間のロマンチック・ラインと呼ばれる区間が6月27日にユネスコ世界文化遺産に登録された。ラインは約200年前の19世紀にバイロン卿、ターナー、ユゴーなど当時のロマン主義者に美しい風景として称えられ、観光地として有名になったことから、ドイツは2002年を「ラインのロマン200周年」と定めて改めてラインの魅力をアピールしている。今日もロマンチック・ラインと呼ばれるライン渓谷では、岩山から生えたようにそびえる古城、急斜面のブドウ畑や中世の小さな街が独特の景観をたたえている。
 なお、今回は「ロマンチック・ライン」のほかにバルト海のハンザ都市「ヴィスマールとシュトラールズントの旧市街」も登録され、これでドイツのユネスコ世界自然・文化遺産は合計27ヶ所となった。