星野リゾートのフレボルの機能拡大策は?宿泊税をどう見る?今後の施設の展開は?-星野リゾートオンライン記者会見
星野リゾート代表の星野氏
星野リゾートが4月22日に開催したオンラインプレス発表会で、同社代表の星野佳路氏は、昨年10月にリリースした新予約サービス「FleBOL(フレボル、Flexible Booking On Line)」について、今後の方針を説明した。
フレボルは公式サイト経由の予約完了後、チェックイン当日の午前9時までに宿泊人数や客室タイプ、宿泊プラン、日程を変更できる点が特徴。日程変更などケースにより手数料を徴収する。星野氏は「宿泊前段階での予約システムに改善の余地があると考えてきた」としたうえで、抜本的な予約体験の刷新をはかり、フレボルを開発したことを説明。「10年越しの夢。スピーディに予約体験を進化させていきたい」と意欲を語った。
フレボルのイメージ図星野リゾートによれば、フレボル以前は予約を変更する場合、一度キャンセルして予約を取り直すことで消費者に心理的な負担があったが、導入後の利用者の反応はよく「毎日かなりの数の変更が発生している」(星野氏)。そのうえで同氏は「大変画期的なことなのでそう感じていただきたいが、お客様は普通に使っている。もともと予約機能はこういうもの、と思ってしまう人がいるのでやむを得ないが、星野リゾートならではのサービスとして告知を徹底していきたい」と話した。
現在は「界」ブランドと「LUCY尾瀬鳩待」で導入済みであるほか、「OMO」「BEB」ブランドで順次導入中。4月時点ではOMO5那覇、BEB5瀬良垣、BEB5門司港で導入が済んでいるところだ。
今後はリゾナーレ、星のやに導入し、2027年度中に全施設への導入が完了する見通し。ただし、フレボルを利用するためには基幹システムの刷新が必要だ。星野リゾートでは既製のPMSに代わり、自社製の新たなプラットフォーム基盤「HOP4(Hoshino Resorts Operation Platform 4)」を開発しており、フレボル導入に向け、各施設のオペレーションを調整しながら順次導入しているという。
2027年以降は、食事の変更機能を増やし、連泊の利便性向上をはかる計画。これにより例えば2泊3日の連泊の際、2泊目の食事をキャンセルするなどが可能になる。星野氏はインバウンドをはじめとした連泊需要をターゲットにしていることを説明。「食事は大きなハードルだったので、機能が実装されるとお客様に利便性を感じてもらえるだろう」と期待を示した。
また、同氏は「その先の機能」として、テーブルチェックと連携した外部レストランの予約機能、アクティビティやリフト券の予約機能などを検討している旨を述べた。将来的には、フレボル内で星野リゾートの施設の連泊が可能になる機能を設けたい考えで、「お客様自身が自由に組み合わせできるシステムにしていきたい」という。
