HIS、中東情勢受け一部ツアー催行中止 代替提案で影響最小化へ
HISは、中東情勢の緊迫化を受け、同社としての方針を示した。3月13日時点の対応として、外務省の海外安全情報で危険レベル2または3が発出されているカタール、アラブ首長国連邦、バーレーン、オマーン、ヨルダン向けツアーに加え、ドーハ、ドバイ、アブダビを乗継利用するツアーについて、3月31日出発分まで催行を中止するとした。対象顧客には代替案を提示しているという。
一方で、トルコやエジプトなど周辺地域については現地法人を通じて安全確認が取れており、通常通り催行を継続している。グローバルネットワークを活用し、航空便の運航状況や現地情報を統合して判断する体制を維持し、顧客への情報提供も強化している。
旅行事業では中東直行便や中東系航空会社を利用する欧州ツアーの一部にキャンセルが発生しているが、全体に占める割合は限定的である。アジア、北米、ハワイなど主要方面は堅調に推移しており、中東方面からの需要シフトを促進することで機会損失の抑制を図る考えだ。
ホテル事業では国内需要および訪日需要に直接的な影響は見られていないが、ウズベキスタン、トルコ、ニューヨークの一部施設でキャンセルが発生している。ただし全体への影響は軽微と判断している。バス事業においても燃料価格の変動は計画内に収まっており、現時点で業績への大きな影響はないとしている。
同社は今後も情勢を注視し、業績への重要な影響が見込まれる場合には速やかに開示するとしている。
