AI Travel、AIとの会話だけで出張手配が完結する「出張手配エージェント」提供へ
トランスファーデータは、出張管理クラウド「AI Travel」において、AIとの対話だけで新幹線、国内航空券、国内ホテルを一括予約できる「出張手配エージェント」を2026年4月に提供開始する。検索や比較、入力など従来の手配作業をAIが代行し、出張手配の効率化と規程遵守の両立を図る。
「出張手配エージェント」の対象は国内出張で、新幹線、国内航空券、国内ホテルの予を一括で手配できる。利用料金はAI Travelのスタンダードプランに含まれる予定となっている。
出張手配では、交通機関の検索や時間帯・料金の比較、ホテルの再検索など複数の作業を繰り返す必要があり、多くの出張者が毎回数十分の時間を費やしている。こうした手配負担が原因で出張そのものを見送るケースもあり、企業にとっては商談機会の損失につながる課題となっていた。
新機能では「来週の水曜日に東京から大阪へ出張したい」「朝9時に到着したい」といった自然な会話で条件を伝えるだけで、AIが新幹線や航空券、ホテルの候補をまとめて提示し、選択後は予約まで一括で処理する。会話の流れの中で「もう少し遅い時間」「駅近のホテルが良い」といった条件変更にも対応し、再検索の手間をかけずに最適な候補を提示する仕組みだ。
さらに、予約後は従来の社内承認フローと自動で連携するため、企業の出張管理やガバナンスを維持しながら利用できる。AIが旅費規程を踏まえた候補を提示することで、規程遵守率の向上や手配時間の短縮も期待できるという。
同社は2025年7月に、出張者の状況やニーズを理解して提案するAIエージェント構想「Travel Intelligence」を発表している。今回の機能はその第二弾で、第一弾の「宿泊地スライド機能」に続く取り組みとなる。今後はスケジュールを踏まえた自動旅程提案や営業活動の最適化、承認業務を支援する機能などへと拡張していく計画だ。
同社の村田佑介代表は、汎用AIでは候補提案にとどまることが多いが、実際の出張手配では予約、決済、社内承認との連携までを含めて初めて業務負担が減ると指摘する。そのうえで、出張手配エージェントは出張業務の構造そのものを変える第一歩であり、出張者、バックオフィス、経営層それぞれに価値ある出張体験の提供を目指すとしている。

