星野リゾート、2026年は8施設開業へ 横浜レガシーホテルと温泉地展開で存在感
「OMO7横浜」BASEGATE横浜関内 夜景イメージ
星野リゾートは2026年にかけて全国で8施設を順次開業する。横浜での都市型ホテル2施設を軸に、草津や蔵王など温泉地への展開を加速させ、都市観光と温泉滞在の両分野で商品力強化を図る。
2026年の開業計画で最も注目されるのが横浜エリア。2026年1月に開業する「OMO5横浜馬車道」は、馬車道駅直結の高層ビル上層階に位置し、全室キッチンと洗濯乾燥機を備えた長期滞在対応型の都市観光ホテルだ。続く4月には、旧横浜市庁舎行政棟を活用した「OMO7横浜」を開業する。歴史的建築を継承する星野リゾート初のレガシーホテルとして、横浜の文化や食、音楽を体験価値に昇華し、滞在型都市観光の需要取り込みを狙う。2施設の連続開業により、横浜での面的展開と送客効果を高める構えだ。
温泉地では競争が激しい草津温泉に「界 草津」を2026年6月に投入する。温泉街の賑わいと高台の静かな宿泊エリアを専用トンネルで結ぶ設計とし、動と静を行き来できる滞在スタイルを提案する。蔵王温泉では山形県初進出となる「界 蔵王」を2026年秋に開業予定で、強酸性硫黄泉と山岳景観を生かした差別化を図る。
このほか、福岡県初進出の「BEB5門司港」を2026年7月に開業し、若年層やグループ旅行需要の開拓を進める。広島県では「界 宮島」を2026年夏に開業予定で、瀬戸内の景観と文化を前面に打ち出す。長野県では「界 松本」を2026年夏にリニューアルし、既存施設の価値向上にも取り組む。
さらに、国の重要文化財である旧奈良監獄を活用した「星のや奈良監獄」を2026年に開業予定とし、奈良監獄ミュージアムも2026年4月に開業する計画だ。歴史資産を保存活用しながら高付加価値の宿泊・観光需要を創出するモデルとして注目される。



