日本添乗サービス協会(TCSA)副会長 三橋滋子氏

「人材育成・確保に資する事業に注力」

 新年あけましておめでとうございます。

 国内外の旅行の添乗員を育成し派遣する業務を主としている協会の会員会社は、海外旅行の低迷により苦慮しておりますが、国内旅行やイベント等への人材提供により、何とか事業を継続してまいりました。

 こうした状況下、協会としては、添乗員のレベルアップを図るべく、添乗員の高付加価値を目指したオンライン研修に尽力してまいります。

 人材確保の面では、若年層の添乗員確保に向けた施策は継続して行ってまいりますが、高齢化する添乗員及びシニア層の添乗員志望者が増加している実態を受け、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構より「産業別高齢者雇用推進事業」を受託し、ヒアリング調査やアンケート調査等を通じ、シニア層でもこの業界で活躍できる環境づくりに取り組み、最終的にはガイドラインの策定を進めていきます。

 これに加えて、東京しごと財団からの認定を受け、「業界別人材確保強化事業」に取り組み、人材確保の課題解決に向けたコンサルティングやセミナーの実施、採用マッチングイベントへの参画、会員各社が添乗員募集に活用できるツール開発に着手してまいります。

 更に政府が力を入れているインバウンド旅客に対する情報提供やアテンドにも取り組んだ参る所存でございます。

 協会の基幹事業である「旅程管理研修」は、昨年同様全国8ヶ所で開催し、派遣会社に配置が義務付けられている「派遣元責任者講習」についても、昨年同様全国5ヶ所で開催いたします。

 当協会会員所属添乗員の福利厚生制度であります「TCSA共済会」は、これまで加入対象年齢の上限を65歳としておりましたが、高齢者雇用安定法による70歳までの就業企画確保の努力義務や当協会会員所属添乗員も65歳を超えて活躍している者も多くいることから年齢の上限を70歳に引き上げることといたしました。

 また、当協会会員会社からコンプライアンスやハラスメント、添乗業務に関する改善要望事項を集約し、業界団体・派遣先旅行会社等へ申し入れを行い、添乗員の労働環境の改善にも取り組んで参ります。

 関係各位皆様のご指導・ご協力・ご支援を賜りたく、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。