日本旅行、インバウンドテックと提携 訪日対応・業務効率化で連携強化

日本旅行は、インバウンド対応や業務のデジタル化を強化するため、インバウンドテックと業務提携を締結した。両社の強みを融合し、高品質なサービス提供と顧客満足度の向上を目指す。
両社は2025年3月に日本旅行がインバウンドテックの株式を取得しており、今回の提携は連携のさらなる強化となるもので、協業は主に4分野にわたる。
インバウンド事業では、インバウンドテックの24時間365日対応可能な多言語コンタクトセンターや自動翻訳システムを活用し、訪日外国人旅行者へのサービスを拡充する。AIチャットボットやCRMの導入により、問い合わせ内容を分析し、サービス改善に繋げる。
教育事業では、教育旅行の積立金管理に関する問い合わせ対応にAIチャットボットを導入し、保護者や学校関係者に対する利便性を高める。
コーポレート事業では、製薬業界向けにAIを活用した営業支援システムを共同開発する。講演会に関する問い合わせ対応や業界マニュアルの高精度検索機能により、対応品質と業務効率の向上を目指す。
また、公務・地域事業においては、自治体業務のBPOに高度なAIコールセンター機能を活かすことで、住民サービスの改善と業務の省力化に貢献するという。