フィンエアー日本支社長に倉田博樹氏が就任、35年の業界経験を武器に事業拡大へ

フィンエアーは、2025年7月1日付で倉田博樹氏を日本支社長に任命すると発表した。35年以上にわたる航空業界での経験を背景に、日本市場での事業強化を図る。
倉田氏はアメリカン航空、デルタ航空、ヴァージン・オーストラリア航空、エミレーツ航空などで要職を歴任し、法人営業や戦略的マーケティング、新規市場開拓、共同事業の立ち上げなど幅広い分野で実績を重ねてきた。東西日本での営業チーム統括経験も有し、日本市場への深い理解と国際的な視野を兼ね備えている。
今回の人事は、元支社長のサカリ・ロム氏の年内退職を見据えて数か月前から進められていたものであるが、サカリ氏の突然の逝去を受けての発表となった。アジア担当バイスプレジデントのパシ・クーシスト氏は、サカリ氏の功績に敬意を示すとともに、倉田氏がその基盤を引き継ぎ、日本市場でのさらなる発展をけん引することに期待を寄せた。
倉田氏は就任にあたり、「日本および北欧のチームと連携し、この重要市場への理解をさらに深め、フィンエアーの成長に貢献していきたい」と抱負を述べた。