「スロートラベル」が主流に スカイスキャナーが2025年夏旅トレンド発表
スカイスキャナーはこのほど、全国の18歳以上の日本人1000人を対象にした「2025年 夏旅トレンド調査」を発表した。それによると、今年の夏は「スロートラベル」「クールケーション」「お得」の三拍子そろった旅行がトレンドとして浮上しており、混雑や暑さを避けつつ、コストパフォーマンスを重視する旅行スタイルが主流となる見通しだ。
調査結果によると、約8割の回答者が「今年の夏こそ旅行を楽しみたい」と意欲を見せる一方で、節約や混雑回避を重視する声が目立った。具体的には、過半数が「経済的に過ごすためなら旅程の変更も厭わない」と回答しており、旅行者の間で費用対効果への関心が高まっていることがうかがえる。
こうした背景から、「静かで代替的な目的地」や「混雑を避けて涼しい場所」が人気を集めており、いわゆるスロートラベル志向が顕著になっている。スカイスキャナーの分析では、久米島、奄美大島、函館などの国内リゾートや、韓国・済州島、中国・昆明、タイ・チェンマイなどの近距離アジア都市が"コスパの良い旅行先"として注目されている。
さらに9月のオフピーク期には、航空券価格が比較的安価な出雲や札幌といった国内都市に加え、ロサンゼルスやロンドンなど長距離路線も選択肢として挙がっており、夏の終盤や連休を活用したスマートな旅のニーズもあるという。
スカイスキャナーは、こうした多様化する旅行ニーズに応えるべく、価格変動を通知する「プライスアラート」や、柔軟な検索が可能な「すべての場所から探す」機能、出発日を比較できる「カレンダー表示」などの機能を通じて、計画的かつ経済的な旅行体験をサポートする。