仏最大のツーリズムトレードショー、ヌーボーだけじゃないボージョレFAMと食都リヨン市内ツアー
4月1日・2日にリヨンで開催されたフランス観光開発機構(Atout France)が主催するフランス最大のツーリズムトレードショー「ランデヴー・アン・フランス2025」。11エリアに分かれて全53コースのFAMツアーが開催された。参加した開催地リヨンのあるオーヴェルニュ・ローヌアルプ地方「ボージョレのワイナリーと魅力再発見の旅」とメディア向けリヨン市内ツアーの内容をご紹介する。
パリから高速鉄道で約2時間のボージョレの魅力
参加したボージョレでのFAMは、2泊3日で、ワイナリーや歴史的建築物が並ぶヴィルフランシュ シュル ソーヌ(Villefranche-sur-Saône)を巡りながら、ヘリテイジを生かした施設、ミシュランの星付きレストランなども盛り込んでの魅力ある内容だった。
リヨンは、パリからフランス国鉄の高速鉄道TGVを利用して約2時間。TGVの駅もリヨン空港も、『星の王子様』の作者がリヨン出身であることから正式には「リヨンサンテグジュペリ」という名前になっている。
リヨンから北へ車で小1時間のボージョレ。新酒を迎えるイベントが日本でも流行ってボージョレと言えばヌーヴォのイメージが強いが、ワインの奥深さやフランスの地方都市など魅力を再認識した。全体的なツアーの印象は「ワイナリーを望む景観が素晴らしい。街もきれいで歩いていて楽しめる」、「教会やシャトーなど保存やリノベーションがされており、見学のほか宿泊などにも利用されているケースも多い」、「ワインのほかチーズやシャルキュトリ(ハム・ソーセージ・パテなど)もおいしく、ローカルグルメを楽しめる」。自然に囲まれた地方都市の魅力を満喫できる。なんとなく東京から金沢に旅する感じと似ているように思えた。
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