ニュージーランド航空、新ユニフォーム発表 2026年本格導入

  • 2025年4月14日

 ニュージーランド航空は11日、客室乗務員や地上スタッフ、パイロットが着用する新しいユニフォームを発表した。大胆なプリントや色彩が特徴的なデザインで、2026年から全ネットワークで本格導入される予定だ。

 デザインを手がけたのは、国際的なファッションデザイナーであるエミリア・ウィックステッド氏。マオリのタトゥーのアーティストであるテ・ランギトゥ・ネタナ氏による手描きのプリントが施されており、伝統文化に対する深い誇りを体現した。

 主なアイテムには、コーファイ(国花)のプリントを特徴とするドレスや、星や人々をモチーフにしたプラプラ・ワットゥのパターンを用いたシャツ、ボールド・ピンストライプが印象的で裏地にはキウイバードの羽模様をあしらったスーツなど、細部にまでニュージーランドの文化が反映されている。

 新ユニフォームは2025年5月より一部路線でトライアル着用が開始され、従業員からのフィードバックを経て、2026年に全世界のネットワークで正式導入される見通し。

 今回のユニフォームには、リサイクルポリエステルやオーガニックコットンなどのサステナブル素材が積極的に採用されており、環境配慮への取り組みも同時に強化されている。既存のユニフォームについても、リサイクルを前提とした持続可能な移行方法が検討されている。