熊本・黒川温泉で新たな「泊食分離」モデル、地域共有レストランが出店者募集

熊本県の黒川温泉郷に、新たな地域共有レストラン「Au Kurokawa」が誕生した。2025年内のグランドオープンを目指し、現在3店舗の飲食出店者を一般公募している。
「Au Kurokawa」は、黒川温泉の中心地から徒歩約5分の場所に位置し、約3000坪の敷地内に8棟の建物を有する。この施設は、地元食材を活用した多彩な飲食店が集まり、阿蘇小国郷の食文化を体験できる場となる。
2024年10月には、旗艦店となる「Au Pan & Coffee」がオープンし、多くの来訪者を迎えている。2025年には、残る7棟を順次オープンする計画だ。一般公募の募集対象の業態はカフェ、レストラン、バーなどで、1店舗あたりの面積は約36坪(約120㎡)となっている。
黒川温泉は年間約100万人の観光客が訪れる全国的に有名な温泉地だが、飲食店の選択肢が限られている。「Au Kurokawa」は、旅館での宿泊と地域共有レストランでの食事を組み合わせる「泊食分離」の新しいスタイルを提案し、食の多様性を提供していく。