大和自動車交通が、観光業経験を重視する未経験者のハイヤー乗務員を積極採用。富裕層向けハイヤーサービスが求める人材像とは?[PR]

 東京都でハイヤー・タクシー事業を行う大和自動車交通は、昨年10月よりインバウンドをメインターゲットとした富裕層向けにハイクラス車種を使った送迎サービス「TOKYO CHAUFFEUR SERVICE」を開始した。契約ホテルがアプリを通して、簡単に依頼できるこのサービスは、すでに車両の稼働率も高まっている。今後の更なる拡大にあたり、未経験者のドライバー採用を積極的にすすめている。

 重視するのは、運転経験よりも「観光業界での経験」。その意図について大和自動車交通タクシー事業統括部部長の片根義博氏と同モビリティ推進室営業企画部企画広報室セクションチーフ安部輝氏にお話をお聞きした。

■大和自動車交通のサービス内容、新サービス「TOKYO CHAUFFEUR SERVICE」とは?

片根義博氏

片根 大和自動車交通は、創業以来80余年にわたりハイヤー・タクシー業界のリーディングカンパニーの役割を担い、業界初の株式上場会社です。ハイヤー・タクシー事業を中心に、不動産事業、物流事業、ビルメンテナンスなど多岐にわたって事業を展開しています。

 現在、タクシー事業では2000台を動かしており、東京大手4社の1社で、配車アプリグループでは「S.RIDE」に属しています。ハイヤーについては、役員送迎など法人契約を中心とした従来の都市型ハイヤーで200台を運行してきた実績があります。

安部 ハイヤーサービスを提供する中で、外国人富裕層やホテルのコンシェルジュからの依頼も増えました。そのような背景から昨年10月にインバウンドを中心とした富裕層向けにハイクラスの車両をつかった送迎サービス「TOKYO CHAUFFEUR SERVICE」を開始しました。

 ザ・キタノホテル東京など、都内のラグジュアリーホテル、5つ星ホテル数社と契約し、ホテルの依頼でお客様の車を用意するサービスがメインとなります。現在15台のハイヤーが稼働しており、レクサスLM、アルファード エグゼクティブラウンジなどのハイクラスな車種でサービスを提供しています。

 サービス内容としては空港送迎が多いですが、お客様のご要望により観光地への送迎などにも対応し、観光プランもご用意しています。

 これまで、こういったハイクラス車両の手配には数日前の予約が必要でしたが、配車管理には独自のアプリを活用し、ホテル側でも簡単に依頼が可能で、管理側にも即時に依頼内容が反映されるため、直前での手配も可能になりました。

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