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恐竜博物館に隣接「リゾナーレ福井」が起工、星野リゾート福井県初進出

  • 2025年3月31日

 星野リゾートは31日、福井県勝山市にて「リゾナーレ福井」の起工式を執り行った。2027年秋に開業予定のこの施設は、同社にとって福井県初進出となるとともに、「リゾナーレ」ブランドとしても北陸エリア初進出となる。

 「リゾナーレ福井」は、世界3大恐竜博物館の一つとされる福井県立恐竜博物館が所在するかつやま恐竜の森(長尾山総合公園)内に位置し、Park-PFI(公募設置管理制度)のスキームを活用した官民連携事業として建設される。

 施設は貴重な動植物が生息する長尾山の豊かな自然環境に溶け込むよう設計され、外観はアカマツが群生する森に馴染む松ぼっくりを想起させる円柱形のデザインを採用している。四季折々の自然に包み込まれる眺望や多様な屋外アクティビティを楽しむことができる計画で、恐竜博物館をはじめとした園内の多様なコンテンツと連携し、想像を超えて記憶に残る体験を創出する。

 本事業は2021年の公募型プロポーザルにおいて星野リゾートを含む企業グループが事業者として選定されたもので、同社はホテルの運営だけでなく公園全体の運営管理にも関与し、公園全体の魅力向上とにぎわい創出を目指している。また星野リゾートは2022年に福井県と「リゾートホテル整備運営に関する協定」を締結しており、本事業はこの協定に基づく第一号案件となる。

 「リゾナーレ福井」の客室数は100室、地上8階地下1階の規模となる。「リゾナーレ」ブランドは「PLAY HARD」をコンセプトに、土地の特性を活かした空間デザインや豊富なアクティビティを備え、地域や季節ならではの体験ができるリゾートホテルとして国内外に展開している。現在7施設を展開中で、2025年には九州・山口エリア初進出となる「リゾナーレ下関」が開業を予定している。