IACEトラベル、4月7日に東証スタンダード市場へ上場 BTMサービスの成長で事業拡大

IACEトラベルが2月28日、東京証券取引所の上場承認を受け、4月7日にスタンダード市場に新規上場する。同社はBTMサービスを中核とし、国内外の出張に伴う航空券や宿泊施設の手配、査証取得の代行、経費精算支援、危機管理サービス、出張データ提供などを行っているほか、クラウド出張予約システム「Smart BTM」も手掛けている。
上場に伴う調達資金の使途について、同社はSmart BTMの開発整備や広告宣伝費、セールス部門での18名の人員採用に充当するとしている。
なお、同社が2月28日に発表した2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の業績予想によると、売上高は前期比9.5%増の26億5100万円、営業利益は34.2%増の5億7100万円、経常利益は27.5%増の5億4500万円、当期純利益は12.3%増の3億8700万円を見込んでいる。
同社は、政府機関向けの官庁公務サービス、個人向け旅行手配、在日米軍向けサービス、カナダ・メキシコの現地子会社を介した日系企業向け手配サービスなども展開しているが、業績の拡大は法人向けのBTMサービスの成長が主な要因となっている。
国内業務出張市場は、観光庁の「旅行・観光消費動向調査」によると、2024年4月~9月の国内宿泊旅行のうち、出張・業務目的の旅行者数は2304万人と前年同期比ほぼ横ばい。そんな中、同社はSmart BTMを軸に独自のDX戦略による競争力強化を進めることで、2025年3月期の業績向上を目指している。
※訂正案内(編集部 2025年3月5日9時7分)
誤:4月7日にグロース市場に新規上場する
↓
正:4月7日にスタンダード市場に新規上場する
お詫びして訂正いたします。
誤:4月7日にグロース市場に新規上場する
↓
正:4月7日にスタンダード市場に新規上場する
お詫びして訂正いたします。