TKP、新ブランドホテル「グランレクトーレ湯河原」開業
TKPは、神奈川県湯河原町の宿泊研修施設を全面改装し、新ブランドホテル「グランレクトーレ湯河原」を2月5日に開業した。
同施設は、2017年に宿泊研修施設「レクトーレ湯河原」として開業し、企業研修や団体向けに利用されてきた。今回のリニューアルでは、今後の観光・ビジネス需要の拡大を見据え、個人旅行客にも快適な滞在を提供できるように全面改装を実施。客室数を従来の108室から55室に減らし、一室あたりの空間を広げることで、より上質な宿泊体験を可能にした。
「グランレクトーレ」は、TKPが展開する「レクトーレ」シリーズの上位ブランド。「グランレクトーレ湯河原」の館内には源泉かけ流しの貸切風呂3カ所や大浴場、サウナを完備。7タイプの客室のうち3室には天然温泉の露天風呂を備え、旅のスタイルに応じた滞在が可能となっている。さらに、薪火グリルを特徴とするビュッフェレストラン「MAKIBI」では、地元の旬の食材を活かした料理を提供する。館内には、ダーツやボードゲームを楽しめるアクティブラウンジ、麻雀ルーム、会議室、イベントスペースも用意され、観光客から企業研修まで幅広い利用に対応する。
TKPは今後も、全国の施設ネットワークや不動産開発のノウハウを活かし、ホテル・宿泊研修事業の拡大を進めていく方針で、2023年4月に発表した中期経営計画で掲げた「3年間で10施設出店」の目標を上回るペースで事業展開している。