新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

　昨年中はひとかたならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。深く御礼申し上げます。

　昨年は海外との往来が本格化し、訪日旅数は3千万人を超え2019年を上回りました。アウトバウンド需要は回復途上ではあるものの、日本発着国際線の提供座席数は2019年を上回って推移しており、本邦経済の回復に伴って今後のさらなる高まりが期待されます。一方で、旅行業界を取り巻く環境はコロナ禍を経て大きく変わり、デジタル社会の進展や円安や物価高、航空券流通形態の変化、人手不足など、現れてきた様々な課題に対し、一つひとつに対処が求められています。

　これらの課題に対し、私たちは3つのキーワード「Open To Change」「New Challenges」「Every Step Together」で皆さまの期待に応えてまいりたいと考えております。これらは、変化に対して常にオープンで前向きな姿勢を持ち、幅広いデータを活用したサポートの強化や、GDSコア領域以外も含めたソリューションのご提案で、皆さまに寄り添い、共に課題の解決を図ってまいりたいという考えを表わしています。私たちは、この３つのキーワードの頭文字O・N・Eを取り「プラスONE」活動として、新しい付加価値をご提供していく所存です。

　SNSの浸透などに伴い様々な情報が溢れ、ますます複雑化する現代社会において、Integrityの大切さが広く語られています。経営学者のピーター・ドラッカー氏もマネジメントに求められる根本的な資質としてIntegrityを挙げていますが、これは単に誠実というだけではなく、倫理的にも高い志を有している言葉と考えます。

　2025年、私たちは創業35周年を迎えます。経営理念である「Being Together」の精神のもと、Integrityをもって皆さまのお役に立ち、「プラスONE」の価値提供で共に成長する1年にしてまいりたいと思います。今年もご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

　本年が皆さまにとりましてより良い一年になりますようにお祈り申し上げます。