【米国3州視察レポート前編】アリゾナ州、赤土の圧倒的な大自然・ネイティブアメリカン文化に魅せられる
アリゾナ州屈指の人気エリア、セドナの美しき景観
アリゾナ州でもう一ヶ所訪れたのは、山々に囲まれた美しい地層が生む景観が日本人にも人気のセドナである。フェニックスの空港からシャトルが出ており、所要約2時間(片道約62ドルなど)。宿は「エル ポータル セドナ ホテル」。80年代にこの地に魅せられたオーナーが造った12室のみの贅沢なホテルで、アドビ(砂や赤土、日干しレンガでできたスペイン、ニューメキシコにある建築様式)様式の邸宅のようだ。家具やアート、屋内外の暖炉、ティータイムや朝食などの無料のおもてなしなど、素晴らしい滞在体験ができる。
人気スポット、トラケパケ・アート&クラフトビレッジ.(Tlaquepaque Arts & Crafts Village)という、メキシコのグアダラハラをイメージした石のアーチや石畳がきれいなショップやレストランの集まったエリアがすぐ近くにある。ディナーはこの中のモダン地中海レストラン「Rene’s French Mediterrannean Restaurant」。洗練された雰囲気と味で、高級避寒地としても米国で人気のあるセドナを味わえる。
ここからセドナの景観が一望できるアップタウンのエリアまでは徒歩で20分ぐらい。写真や水彩画などでセドナを表現するワークショップも開催している「セドナ アーツ センター」で、iphoneを利用した景観撮影のレクチャーを受けた。最後の写真はその時の一枚だ。
セドナを巡るジープツアー、ガイドツアーのほか瞑想体験なども豊富にある。ボルテックスという地表エネルギーなどスピリッチュアルな面でも人気のあるセドナ。朝日や夕日に浮かび上がる息を呑むような美しい景観に、一度は訪れたいアメリカの名所というのを実感した。
取材協力:ブランドUSA、アリゾナ州政府観光局
取材・文:小野アムスデン道子