KNT-CTHD 中間期決算発表、海外旅行の取扱増も受託事業減少で増収減益

  • 2024年11月14日

 KNT-CTホールディングスは12日、2025年度中間期(24年4月1日~24年9月30日)の連結決算を発表した。海外旅行を中心に取り扱いが増加したことから、売上高は1344億2200万円(前年同期比108.0%)を記録。一方、受託事業の取り扱いが大幅に減少しており営業利益22億3700万円(同67.7%)、経常利益25億8600万円(同74.0%)で、純利益は25億2200万円と黒字を確保したものの、前年同期からは2億3500万円の減益となった。

 海外個人旅行では、クラブツーリズムの添乗員付きツアーでスイスやイタリア観光の他、クロアチア、フランス、スペインへの登山など欧州方面が好評だった。団体旅行では、近畿日本ツーリストがスポーツ大会の観戦や夏季休暇中の語学研修、国際交流などの取り扱いを行った。

 国内個人旅行では、DP販売に注力。東京や北陸、伊勢志摩が人気エリアとなった。団体旅行では、近畿日本ツーリストが夏の各種スポーツ大会など、学生団体の需要獲得を図った。

 訪日旅行では、クラブツーリズムが訪日旅行者向けグローバルサイト「YOKOSO JAPAN TOUR」を公開。今後、東南アジアや欧米豪の旅行者の獲得に取り組む。

 なお、2024年5月9日公表の通期(24年4月1日~25年3月31日)業績予想に変更はなく、売上高2850億円(進捗率47.2%)、純利益75億円(同33.6%)となっている。