ANA、整備不備などで国土交通省から厳重注意
全日本空輸(ANA)は25日、今年9月に福島空港で発生した整備不備などを理由に国土交通省から厳重注意を受けた。国交省の発表によると、9月7日福島空港にてANAウイングスが運航するANA1698便の出発前、タイヤの空気圧が規定値を下回っており交換が必要な状況であったにも関わらず、加圧したうえで同便を出発させたという。
また、同便到着後はタイヤの交換を実施したものの、福島空港における不適切行為については社内への報告が行われていなかった。
これらに対し国交省は「安全に関する情報が社内に報告され原因究明・対策を講じるための安全管理体制の不備があると考えられ、安全管理システムが十分に機能していないものと認められる」とのことから同社に対し、必要な是正を図るよう厳重注意。再発防止策を11月8日までに報告するよう求めた。