ホンダジェットを活用したガストロノミーツアーが本格販売、Japanticketが考える高付加価値旅行とは

-今年7月には新たにシンガポールに「Japanticket Asia Pacific Pte. Ltd.」を立ち上げられました。その理由をお聞かせください。

宮崎 ジャパンチケット プレステージの販売とマーケティングを強化することが目的です。現在は、台湾のケースのように、会員制クラブ、あるいは会員基盤を持つクレジットカード会社などとの接点から集客していますが、より潜在顧客にダイレクトにリーチしていきたいと考えています。BtoCのアプローチでアジアの富裕層市場を開拓していく拠点の意味合いが強いです。

 例えば、直販化ができれば、タビマエからタビアトまでシームレスに顧客情報を取得することも可能になると考えています。

宮崎氏
-最後に、今後に向けて描いている未来図をお聞かせください。

宮崎 ジャパンチケット プレステージの本格販売を始めてから、他の地域の方々の引き合いが増えたと感じています。今後、同じような質感の高付加価値ツアーを全国展開していきたいと考えています。すでに、現在、3、4のエリアでデスティネーション開発を進めているところです。

 こちらからお声がけするケースも、地域側から声をかけてくださるケースの両方があります。いずれにせよ、富裕層の方々に来てほしいという地域の要望は多いと感じています。

田中氏

田中 ホスピタリティ産業は人手不足などで課題があります。サービス以外の煩雑な作業に時間が取られてしまうという課題もあると思います。私たちが、人と人の接点が生み出す価値に集中できるような環境を作っていければ、事業者にとっても旅行者にとっても、さらに満足とが高まると考えています。

 エビソルとしても、Japanticketとしても、観光産業全体をデジタルでサポートしていく仕組みをさらに提供していきたいと思っています。

-ありがとうございました。