日本旅行 昨年同期87.1%減も純利7億900万円、受託事業では新領域獲得目指す=中間決算
日本旅行は30日、2024年1月~6月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比91.6%の970億8400万円、純利益は同12.9%となったものの、7億900万円で黒字を確保した。
部門別では、国内旅行部門の売上高630億8300万円(同96.1%)、売上総利益120億1800万円(同97.3%)を記録。主に、JR各社との連携によるセットプランや、支援割や敦賀延伸に合わせた北陸方面の販売に注力したが、一部物価高などの影響を受け需要が減速。MICE関連ではリアル開催の需要回復に伴い取り組みを強化した。
海外旅行部門は、売上高75億4800万円(同170.3%)、売上総利益14億100万円(同155.1%)。個人旅行において、円安や不安定な国際情勢の影響を受けたが、団体旅行や出張では需要が回復した。
訪日旅行部門は、売上高116億4700万円(同125.9%)、売上総利益25億1800万円(同101.5%)。円安や航空便の回復を背景に、個人団体ともに需要が急回復した。
受託事業部門は、売上高61億1900万円(同35.3%)、売上総利益24億8000万円(同29.9%)。コロナ関連事業の終了に伴い、売上が大幅に減少。今後はJR西日本グループやアライアンスパートナーとの連携により、新たな取り扱い領域の拡大を図る。