ポルトガル政観 未来の観光提案、持続可能な体験PR
ポルトガル政府観光局はこのほど、ヴィットル・セレーノ駐日ポルトガル大使公邸に観光系メディアを招き、会食を交えながらポルトガルが提案するフューチャー・ツーリズム(未来の観光)について紹介した。懇談にはアンドレア・ディレイト大使夫人やイネス・ケイロース・ポルトガル政府観光局日本・韓国観光局長らが出席した。
ポルトガルの国際観光は好調で、2023年にはコロナ前を上回る過去最多3千万人の外国人旅行者が延べ7700万泊し、収益は251億ユーロに上った。
これを受けポルトガル政府観光局は24年1月から、旅行者が旅をより持続可能な体験に変え、地域や環境にとっても旅行が肯定的な影響をもたらすスローツーリズムを中心とするフューチャー・ツーリズム・キャンペーンを開始している。
キャンペーンでは「スタンダードではなくユニーク」「グローバルではなくローカル」「トレンディではなくトレンドセッティング」「時間に追われるのではなく没頭する」など12の意識で体験するポルトガル観光をアピールしている。
懇談会ではこうした旅行を実現できる地域として、ポルトガル建国以前までさかのぼるポルトガル中部の12の歴史的な街や、スペインの都市でキリスト教聖地の1つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道「ポルトガルの道」などが紹介された。
情報提供:トラベルニュース社