Airbnb Japan "体験"の提供強化、新カテゴリー「アイコニック」発表
Airbnb Japanは2日会見を開き、2024年の夏季アップグレードとして、新カテゴリー「アイコニック」を追加すると発表した。「アイコニック」は、音楽、映画、テレビ、アート、スポーツなどの分野で活躍するホストが提供する特別な旅体験を集めたもの。
同社では、これまでも不定期で体験の提供を行ってきたが、今回のアップグレードにより機能として定常化。会見に登壇した同社代表の田邊泰之氏は「(Airbnbには)宿泊以上の新しい体験がある」とのメッセージを発信した。
同カテゴリーに既に収録されているものは、パリのオルセー美術館を代表する時計の部屋に滞在する「オルセー美術館で目覚めよう」や、映画"カールじいさんの空飛ぶ家"の世界を再現した物件に滞在する「うたた寝をさそう空飛ぶ家」、映画"パープル・レイン"の舞台となった実際の家に泊まる「プリンスの『パープル・レイン』の家に滞在」など計11件。年内に8件が追加される予定だ。
その他、同社サービスの国内宿泊予約の内、8割を占めるグループ旅行向けの新機能として「グループのお気に入り」を追加。メモの追加や宿泊先選定のための投票、グループチャットなどを可能に。また、予約完了後、物件の住所やWi-FI、チェックイン手順などの詳細を簡単に、オシャレに共有できる招待機能も追加された。
旅行トレンド
「日本」検索増加率トップ記録
同日に発表された同社の検索データなどによる旅行トレンドによると、今年第1四半期~第3四半期旅先として検索された数の増加率(昨年同期比)では、日本が3倍増で世界で最も高い増加率を記録されたことが明らかに。
旅行先都市ランキングでも3位に大阪、4位京都、15位東京にランクインしたほか、昨年初めてゲストを迎えた国内の市町村数は10%増を記録。その内54%は非都市部であり地方への注目も徐々に高まりを見せている。
また、昨年の日本国内ゲストによる検索数は前年比約40%増、予約宿泊数は19年比約50%増加するなど国内ユーザーの動きも活発化しているようだ。