旅行サービス手配業取得テストにCBT方式採用、旅程管理研修にも来年度導入へ
日本旅行業協会(JATA)は、今年5月に実施する「令和6年度第1回旅行サービス手配業務取扱管理者初回研修」の修了テストにて、初となるCBT(Computer Based Testing)方式を導入すると発表した。
CBTは、一定の期間内に全国各地にある試験会場でコンピュータを使用して受験できるもの。従来の同研修は集合形式で実施していたため、CBT方式採用により受験できる会場が全国各地から選択できることから特に地方を中心に大幅な利便性向上が見込める。
同研修は、旅行サービス手配業務取扱管理者の資格取得を目的としたもので、講義と修了テストの2部門で構成されているが、修了テストのCBT方式導入に合わせ、講義もオンライン化する。
また、JATAによると、「旅程管理研修」についても来年度からのCBT導入を検討しているという。「総合旅行業務取扱管理者研修」については「コンピュータによる出題形式にそぐわない問題がある」との考えからCBT導入は未定。
なお、今回CBTを導入する同研修への申し込み受付は既に開始されており、今月26日に締め切られる。