セーバー社日本代表/セーバーホスピタリティ支社長-日本・韓国 萩原一平氏
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
はじめに1月1日に発生した能登半島地震によりお亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
弊社は昨年度、成長と革新を遂げました。今年度は技術の進化、新規顧客契約、そして様々な買収を通じて築いた勢いをさらに高める年となります。
昨年度はGoogle Cloud への移行と同時に、Google社の最先端の人工知能 (AI) および機械学習 (ML) 機能を使用した製品とソリューションの共同開発も進めました。同社との戦略的パートナーシップの強力な成果として、 たとえば、Virgin Australia社との新しい契約では、Sabre AI を活用したRetail Intelligence Suiteにより、Virgin Australia社のレベニューマネジメントのレベルを上げることに成功しました。 加えて航空会社様のお客様がよりパーソナライズされたオファーを提供し、ファーストクラスやビジネスクラスなどのプレミアムキャビンの在庫をより適切に管理するために、Sabre Upgrade IQの提供を始めました。
また旅行代理店様へはSabre Travel AIをホテル販売に拡大しLodging AIの提供を始めました。 この新しいサービスにより、よりパーソナライズされた宿泊オプションをご提供することが可能となりました。 2023 年は、弊社のBeyond NDC (New Distribution Capability) プログラムにとっても重要な年となりました。 Virgin Australia、Air India、Lufthansa、Air France-KLM、LOT Polish Airlines、LATAM など、数多くの航空会社が同プログラムに参加し、今後もご参加いただく航空会社様は増加する見込みです。
ホスピタリティ部門では、今年度から SynXis Central Reservation System (CRS)がハイアット ホテル様に導入されます 。これによりホテルの予約機能が強化され、ホテルゲストにシームレスで効果的な予約体験を提供できるようになります。 また弊社は SynXis Retail Studioや、最近買収したTechsemblyならびにNuvolaを通じてホスピタリティ業界に、無限の可能性を秘めた収益増加ツールをご提供します。
私たちは2024 年に向けて、引き続きパートナーの皆様に最大の機会を創出し、旅行における最も複雑な課題を解決していきたいと考えています。新年のご多幸をお祈りし、貴重なご支援に改めて感謝申し上げます。